強みについて ④

②ポイントとなるものを磨き上げ、アピールする

前回の記事で、強み(もしくは強みの芽)をたくさん見つけることが大切である点を、お伝えしました。それができれば次にすることは、それらの中から、「自社の存続に直結する最も重要な強み」を見つけることです。そして次にそれをより強く磨き上げると共に、積極的にアピールします。それができるようになれば、自社が一生懸命にPRしなくても、やがて口コミでその製品やサービスの良さが伝わるようになります。そのとき、人々はきっと製品・サービス名と共に、その強みのことを話題にするでしょう。「ここのお饅頭は、味がこんなに○○なんですよ!」と。

③強みの相互関連性を押さえる

たくさん見つけたつ強みの中には、製品・サービス自体に関するものもあれば、製造工程に関するものもあるでしょう。例えば、高精度の機械や、秘伝のレシピなどです。さらに、仕入先であるとか外注先といった自社の外側に存在する強みもあります。まず、この点を理解しましょう。そして、こうした強みは因果関係を伴って関連しています。例えば、「高度な研修制度」という強みがあるから、「技術力の高い有資格者が育っている」という強みを生み出すことができている、といった具合です。

最後に補足しておくと、強みは自己満足で終わってはいけません。そのためには、強みと長所は違うという点を理解することが大切です。また、強みは他者から評価されてはじめて、本物の強みと言えると考えましょう。これができれば、ブランド化につながっていきます。

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