今いる人材に長く、気持ちよく働いてもらうための取り組み ①

これまでの経営問答では、自分の中で答えはこれとこれ、とすぐに準備できるものも数多くありました。しかし、今回は答えを考えていて、少々悩みました。したほうがいいことややるべきことは、本当にたくさんあるのですが、しかし、だからといってそれらを列挙しただけではあまり意味がないと思ったからです。その理由は、どのような取り組みが有効となるかは、その企業が置かれた状況やそれぞれの会社の風土など、さまざまな要因によって少しずつ変わってくるからです。

たとえば、ある会社では、ユニークな挨拶運動を続けることで、沈みがちだった会社の雰囲気を改善されておられます。

http://omotenashi-press.jp/assets/omotenashi_biz_press-vol.1.pdf

 

※こちらは、「営業道場」でご縁をいただいている石井サト子さんのニュースレターです。2ページ目の㈱ケー・エス・ディーさまの記事をご覧ください。

ただ、皆さんの会社でこちらの会社さまとまったく同じことをしたとしても、結果はまた違ったものになるように思います。

したがって、”自分の会社に”今いる人材に長く、気持ちよく働いてもらうためには、自社の特徴や風土・体質、社員の意識や思いなど様々な点を考慮した上で、最も適した処方箋を書かなければなりません。これが、組織や風土をデザインするという考え方につながると思います。

しかし、一つだけ、どんな企業であっても共通してできることがあると思っています。それは、「経営者の姿勢」が良いことです。いくら業績が好調で、給料が高くても、経営者の姿勢が良くない会社の人材は活性化しないし、長く働き続けてくれるとは思えません。では、「経営者の姿勢」が良いとはどういうことをいうのか。私は次の二つを挙げたいと思います。

  ・経営者が、仕事に対して常に真剣である。

  ・経営者が、常に謙虚さをもっている。

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