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9月の経営問答

今日は、とある経営支援機関さんで、現在進行中の事業再生支援の最終打ち合わせでした。今回の支援では、複数の公認会計士さんとチームを組んで、再生計画を策定してきました。わかりやすくするために簡単に言えば、再生計画もこの経営問答でお話してきた事業計画と同じです。今回の再生計画は、10月にバンクミーティングというものを開いて、主たる債権者である取引先金融機関さん―こちらも複数ありますーのご納得とご理解をいただかないといけないものです。なので、ミスはもちろん、ほんの小さな不整合点や疑問点さえあってはいけないため、今日の打合せでは細部に至る確認作業を続けていました。

こんなふうに細かな点についてのやり取りができるということは、その前の段階に、この経営問答で見てきた「理念」、「ビジョン」や「事業コンセプト」などが、きちんと組み立てられてきたからこそでもあります。

常々思うのですが、こんなふうに「経営をトータルで診ることができる」のが、中小企業診断士の強みだと思います。

そこで、今月の経営問答は「強み」について考えてみたいと思います。8月に一緒に考えた「事業コンセプト」についても、他社とは違った、どこかキラリと光った特長があることが望ましいのですが、そのためには皆さんの会社の中に「強み」が存在していなければなりません。では、「強み」というのはどういうものだと理解されているでしょうか?  今、皆さんの会社には「強み」と呼べるものがありますか?  あるとしたら、いくつくらいあるのでしょうか?  それらは本当に経営に役立っているのでしょうか?  考えだすときりがないようにも思えますが、事業コンセプトの流れの中で強みをどうとらえたらよいか、今月下旬に私なりの考えをお伝えしたいと思います。よろしければ、皆さんは私がこの文節で「?」で示した点を、自問自答してみてください。

 

 

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