初めに、新入社員に伝えていること ①

4月の経営問答のテーマは、「皆さんの会社に新入社員が入ってきたとしたら、学生生活とビジネス社会の違いをどう伝えるか」でした。これはつまり、私が新入社員に最初に伝えていることなのですが、私が彼らに最初に伝えていることはいつも二つあります。

その一つは、学生時代と違って、社会人になると必ず「責任」が生じるということです。ところで、研修スタイルでこのテーマを取り上げるときはいつも、答えを伝える前に個人ワークをして一人で考えてもらい、その後グループで意見交換という形をとります。そうすることで、自分自身の頭で考え、問題意識を持ってもらうととともに理解を深めてほしいと思うからです。すると、この「責任」については、多くの新入社員が気付いていきます。何人かに意見を聞いていっても、「学生生活と違って、社会人になると仕事に対する責任が生じると思います」と、しっかり答えてくれます。私の場合、そこからもう一歩、踏み込んで考えてもらうようにしています。具体的は、責任の後にくるもの、もしくはその前にあるものを考えてもらうようにしています。

「責任」の後に来るもの、つまり責任を理解し、感じたならしっかり達成しないければいけいないこと、それは「成果」を出すということです。

一方、「責任」の前には、「役割」が必ずあるということも同時に理解してもらうようにしています。

つまり、「役割」→「責任」→「成果」という流れです。

 

 

 

 

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